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大臣として実権を握りながら「乙巳の変」で滅亡した蘇我氏本家。勝者の歴史書『日本書紀』は「稀代の逆臣」をいかに創出したのか。稲目・馬子・蝦夷・入鹿ら四代の軌跡を辿り、敗者から見えてくる「大化改新」像に迫る。
「敗者」蘇我氏の語られかた―プロローグ
1 「敗者=逆賊」蘇我氏の誕生(捏造された蘇我氏の大罪;『日本書紀』と王朝交替;天智天皇像の転回)
2 蘇我氏四代の軌跡(蘇我氏の成り立ち;初代・稲目の軌跡;二代・馬子の軌跡;三代・蝦夷の軌跡;四代・入鹿の軌跡)
3 「大化改新」の実像(狭義の「改新之詔」をよむ;広義の「改新之詔」をよむ;「五十戸」支配の創出;「官僚」の創出)
蘇我氏「大化改新」の可能性―エピローグ
大臣として実権を握りながら乙巳の変で滅亡した蘇我氏本家。勝者の歴史書『日本書紀』は「稀代の逆臣」をいかに創出したのか。稲目・馬子・蝦夷・入鹿ら4代の軌跡を辿り、敗者から見えてくる「大化改新」像に迫る。
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