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[BOOKデータベースより]
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世界に誇る日本の詩劇「能」を大成した世阿弥が生まれて650年―。生涯のテーマ「花」に秘めた思いを探る。
言葉編(稽古;作能;演技;相伝)
生涯編
世阿弥の芸術論と作品から珠玉の言葉や現代に生きる言葉を選び、「稽古」「演技」など4章に分けて解説。世界に誇る「劇詩人世阿弥」の心を伝え、能とは何か、その本質を問う契機となる1冊。
「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」。能を大成した世阿弥の残した肉声から、生涯のテーマ“花”に秘めた思いを探る。 日本が世界に誇る詩劇・能を大成した世阿弥は夢幻能の様式を確立するとともに、多くの芸術論を残している。「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」の名言を含む『風姿花伝』をはじめ、『花鏡』『拾玉得花』などの著作があり、テーマも稽古論、演技論、演出論と多彩である。また『高砂』『敦盛』『井筒』など優れた能も残している。それらの中から世阿弥の肉声を取り出し、世阿弥の中心課題である「花」の理論を明ら