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[BOOKデータベースより]
歌は世につれ、世は歌につれ―昭和という時代を映す鏡であった戦後歌謡曲は、つねに「北」のイメージとともにあった。はやり歌に歌われた、失われた故郷をもとめる者、さすらいの地を探す者たちは、なぜ東北の大地をめざしたのか。都会と地方の関係はいかに移り変わってきたのか。「東北学」を提唱する民俗学者が、名曲の数々の背景にある、北の近代がはらんで来た精神史をたどりつつ、昭和の日本人の心情の深層に迫る。
第1章 リンゴの唄
第2章 北上夜曲
第3章 北帰行
第4章 ああ上野駅
第5章 港町ブルース
第6章 浜昼顔
第7章 北国の春
第8章 津軽海峡・冬景色
第9章 俺ら東京さ行ぐだ
第10章 みだれ髪
昭和を映す鏡であった戦後歌謡曲は、つねに「北」のイメージとともにあった。「東北学」を提唱する民俗学者が、名曲の数々の背景にある、北の近代がはらんできた精神史を辿りつつ、昭和の日本人の心情の深層に迫る。
昭和の歌謡曲はなぜ「北」を歌ったのか。「リンゴの唄」から「津軽海峡・冬景色」「みだれ髪」まで、時代を映す鏡である流行歌に、戦後日本の精神の変遷を探る。