[BOOKデータベースより]
道祖神や地蔵などの境界の神に皮膚の病の治癒を祈願したのはなぜか。この俗信を手がかりに、本来の境界の神と見失われた祭祀習俗を発見し、それを抹殺した神道や仏教というエリート文化との対立を浮き彫りにしていく。そして、境界の神に寄り添う人びとへの賎視や差別の発生と、東北日本における狩猟文化の意外な展開を明らかにする。
第1部 皮を剥ぎ取る境界の神(皮膚の病と境界の神;境界の神と被差別民)
第2部 近世東北の人と鳥獣(仙台藩の狩猟と「山立猟師」;交流と藩境―動物・仙台藩・国家)
付論 民俗文化の諸相(皮をむく境界の神;文化としてのエンガチョの遊び)
なぜ、道祖神や地蔵などの境界の神に皮膚の病の治癒を祈願したのか。抹殺された古来の境界の神と祭祀習俗。地を這う目線でもう一つの日本文化を抉り出し、被差別民の形成の要因と狩猟文化の行方を探る。
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抹殺された古来の境界の神と祭祀習俗。地を這う目線でもう一つの日本文化を抉り出し、被差別民の形成の要因と狩猟文化の行方を探る。 抹殺された古来の境界の神と祭祀習俗。地を這う目線でもう一つの日本文化を抉り出し、被差別民の形成の要因と狩猟文化の行方を探る。