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大胆な金融緩和、機動的な財政出動に続き、アベノミクスの本丸といわれる成長戦略が、大きな注目を浴びている。しかし著者はいう。成長戦略では日本経済は成長できない。ターゲティングポリシーは機能しない、規制緩和は既存の経済構造を守る方策、過剰な設備投資減税はばらまきと同じ、立地戦略は理論的に破綻している―。本書が明らかにするのは、日本・世界経済の緻密な構造分析から導かれる、「成長戦略」それ自体の間違いだ。すべての基本は「人」にある!いまこそ人と社会を有機的に育み、真の活力を生み出し日本を前進させる、ほんとうの成長戦略を語ろう。
第1章 成長戦略では成長できない
第2章 政府ヴィジョンの誤謬性
第3章 企業競争力強化で経済は衰退する
第4章 特区戦略の誤り
第5章 地方が生み出す東京
第6章 景気刺激策が景気を殺す
第7章 「異次元の金融緩和」はなぜ失敗したのか
第8章 円高が切り拓く日本の未来
第9章 人の成長なくして経済成長なし
規制緩和、設備投資減税、特区戦略、財政出動…。残念ながら、アベノミクスの成長戦略は間違っている。『リフレはヤバい』で論争を巻き起こした俊英が、日本経済の構造を解析。復活の処方箋を示す。
アベノミクスの成長戦略は間違っている。『リフレはヤバい』で論争を巻き起こした俊英が日本経済の構造を解析。復活の処方箋はこれだ。