[BOOKデータベースより]
本書はコンクリート工学の専門家が、コンクリートの歴史をひもときつつ、塩害や中性化など鉄筋コンクリートの「病因」を解説し警鐘を鳴らす。そして、維持管理のための「コンクリートドクター」の配備を提案する。
序章 現代社会に響くコンクリートの悲鳴
第1章 現代社会を支える鉄とコンクリート
第2章 コンクリートとは何なのか?
第3章 コンクリート構造物は本当に安全なのか
第4章 コンクリートの寿命
第5章 コンクリート構造物の人生設計
第6章 「コンクリートから人へ」がもたらした弊害
第7章 コンクリートの崩壊を防ぐには
第8章 コンクリートドクターが危機を救う
1960年代、海岸部で造られた鉄筋コンクリート構造物はなぜ危ないのか。コンクリート工学の専門家が、コンクリートの歴史をひもときつつ、鉄筋コンクリートの「病因」を解説し、警鐘を鳴らす。
高度成長期に大量に使われた鉄筋コンクリートが、いま崩壊の時期を迎えている。構造的な問題を明らかにし、大災害を防ぐ対策を考える。