[BOOKデータベースより]
生い立ちから板場の修業、料理長を経て、独立開店。浪速割烹 〓(き)川、天神坂上野で包丁人生の集大成。割烹の臨場感と、大阪料理の粋を求めつづけて六十余年、なにわ食文化の語り部がその半生を軽妙な大阪ことばで書き下ろす自伝的エッセイ。
第1章 少年時代―山村生まれで田舎育ち
第2章 修業時代―仕出し店での奉公から料理の道に
第3章 料理長時代―いろんな職場で磨き磨かれ
第4章 独立開店―「季節料理 〓(き)川」を開いてから
第5章 法善寺横丁へ―浪速割烹、大阪料理の粋を求めて
第6章 天神坂上野―包丁人生の集大成、そして引退後
料理人の道に入って60余年、なにわ食文化の語り部として活躍する著者が、その半生を書き下ろす自伝的エッセイ。数多くの子弟を育て、伝統野菜の復活などにも力を注いできた歳月を、軽妙な大阪ことばで綴る。
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日本料理の道に入って六十余年、数多くの子弟を育てた浪速料理の重鎮にして語り部が、軽妙な大阪ことばでつづる自伝的エッセイ。 日本料理の道に入って六十余年、今は浪速料理の語り部として活躍する著者がその半生を書き下ろす自伝的エッセイ。仕出し料理店での修業を経て、昭和40年、30歳の時に「季節料理喜川」を独立開業。法善寺横丁に移転して以降、大阪割烹の代表的存在として「喜川」の名を広く知らしめる。数多くの子弟を育てて、伝統野菜の復活にも力を注ぐなど現在に至るまでの歳月を、軽妙洒脱な大阪ことばで綴る。多数の写真や図版