[BOOKデータベースより]
バブル期以降の、現実と情報の境界が曖昧化し建築論の言説的枠組が「転倒」した状況を批判的に捉え、造物主義論(デミウルゴモルフィスム)というオリジナルな仮説を提示。建築の始源とその危機について検証し、建築を建築たらしめるものとは何かを問う。「不全症候群」に陥った今日の建築に未来はあるのか。建築の変貌をモノとコトの生成という視点から根源的に捉える建築哲学的探究。
1 メタファーとしての建築(建築論的「転倒」;建築の言説・言説の建築)
2 アルケー―始源と反復(私にとってのアクロポリス;イセ―始源のもどき)
3 クライシス―斜行と逸脱(ジョン・ソーン―建築と逸脱)
4 デミウルゴスの行方(造物主義論由来;“建築”/建築(物)/アーキテクチュアまたは、あらためて「造物主義」)
近年の建築論の言説的転倒を見据えて、メタファーとしての建築を論じ、造物主義論というオリジナルな仮説を提示することで、建築を建築たらしめるものは何かを問う。新しい始まりのための独創的探究。
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