[BOOKデータベースより]
異才や奇人と呼ばれた人びとは、自らの天命に向かって無我夢中に生きてきた。彼らは先駆者や開拓者、救済者になり、後世の人びとの生き方の手本となり続けた。各時代に刊行された偉人伝は、「ブレない生き方」「よき往生の仕方」を学ぶテキストでもあったのだ。京都を中心に活躍した8人の奇才を通じて、今なお残る伝承や信仰を紐解きながら、日本の古き精神世界のルーツを再発見していく。
第1章 上宮厩戸豊聡耳皇子(聖徳太子)―古代政治と精神世界に「維新」をもたらした聖人
第2章 秦河勝公―聖徳太子を支えた申楽の祖
第3章 和気清麻呂公―皇統を護った「正義の人」
第4章 第五十代桓武天皇―魔界都市・平安京を造ったカリスマ帝
第5章 小野篁朝臣―閻魔大王の冥官と呼ばれた鬼検事
第6章 安倍晴明公―ひたすらに天を眺めていた陰陽道の父
第7章 大江匡房卿―「〓(けい)惑星の精」といわれた大学者閣僚
第8章 世阿弥元清―幽玄の世界を拓いた大芸術家
聖徳太子、和気清麻呂、安倍晴明…。異才や奇人とよばれた人々の生き方から学ぼう。京都を中心に活躍した8人の奇才を通じて、今なお残る伝承や信仰をひもときながら、日本の古き精神世界のルーツを再発見していく。
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