[BOOKデータベースより]
駄菓子屋があった。路地の壁にはりつくような形の店で、まるで商店街から身をかくしているようだ。だが、店先には、色とりどりの菓子がならんでいるのが見える。真由美は首をかしげた。あんなところに、駄菓子屋さんなんてあったっけ?この道は、もう何百回と通っているけど、あんな店、見たことない…。その駄菓子屋は幸せと不幸のわかれ道。小学校中学年から。
[日販商品データベースより]その駄菓子屋は幸せと不幸のわかれ道。女主人紅子が、今日もお客さんの運命を駄菓子で翻弄する。駄菓子屋を舞台にしたふしぎなお話を収録。ふしぎな駄菓子屋で売っているふしぎな駄菓子が持つパワーとは。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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あおひなレストラン
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小学生の娘が
『ドラえもん』が好きな娘が気に入って読んでいます。最近はアニメ化もしたようですが、『笑うせえるすまん』にも雰囲気の似た本ですね。
「いらっしゃい。ここは銭天堂。幸運をもとめる幸運な人だけが、見つけられる店でござんす。幸運なお客さんのおのぞみは、この紅子さんが、きっとかなえてさしあげましょ」うたうような節回しでそう話すのは、古銭の柄の入った濃い赤紫色の着物を着て、どっしりと太り、真っ白な髪を結い上げた紅子さん。そう、この本の表紙でこちらをみてほほえんでいる存在感たっぷりの女性が紅子さんです。心に悩みや望みをもつ6人の主人公たちが、それぞれ銭天堂で手に入れたのは、「型ぬき人魚グミ」「猛獣ビスケット」「ホーンテッドアイス」「釣り鯛焼き」「カリスマボンボン」「クッキングツリー」。その駄菓子を食べた時に主人公たちに起こる何とも奇妙で不思議な体験が、このお話の面白さ。毎回ドキドキハラハラさせられてしまうのは、みんな、説明書をちゃんと読まずに駄菓子を食べてしまうから。初めに説明書をきちんと読んでいれば問題なく幸運になれたものを、あせって間違った食べ方をして、それはそれは大変なことに‥‥‥。駄菓子は五円や十円などとても安い値段で買うことができます。店主の紅子さんは、毎回、銭をお宝と呼んで、何年ものか、などじっくり調べます。どうやら銭に強いこだわりがある様子。紅子さんの本当の仕事は駄菓子を売ることでなく、めずらしい銭を集めることなのでしょうか。いや最後まで読むとそれも本来の目的ではなさそう!?ちょっとこわいけど、読んだ後は商店街の路地にあるという銭天堂を探し出して、不思議な駄菓子を手にいれたくなってしまうこのお話。けれども、運良く駄菓子を買えたとしても、食べる前には説明書を必ず最後まで読むのをお忘れなく!「ようござんすね?かならずでござんすよ?」今にも紅子さんの声が聞こえてきそうです。
(絵本ナビ編集部 秋山朋恵)
私は昔から駄菓子屋さんが大好きです。少年時代は駄菓子屋さんによく行ったものです。それだけにこの本は興味深く、読ませて頂きました。これはとても面白くて、インパクトのある本です。私はこの本の不思議な世界の虜になりました。まるで吸い込まれていくようなストーリーばかりで最高だと思いました。(水口栄一さん 60代・大阪府 )
【情報提供・絵本ナビ】