- はんぶんこ
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2013年04月
- 判型
- A4変
- ISBN
- 9784799312728
[BOOKデータベースより]
たいせつなものをわけあうってしあわせ―この本は、自分がたいせつにしているものをお友だちとわけあうことのすばらしさを伝えています。お菓子やおもちゃを、ひとり占めしている子はいませんか?たいせつなものをわけてあげればお友だちは幸せになります。お友だちが幸せになれば自分も幸せになれるのです。
[日販商品データベースより]たいせつなものを分けてあげれば、お友だちは幸せになれる。お友だちが幸せになれば、自分も幸せになれる…。自分がたいせつにしているものを、お友だちと分けあえることのすばらしさを伝える絵本。
「ねえ おひさまぁ ギラギラひかるの やめてよぼく おなかがすいて フラフラなんだ」青うさぎのバブが言うと、おひさまはクッキーをくれました。おひさまが焼いた、おひさまみたいに大きなクッキー!「いただきまーす!」そこへおしゃれゾウさんがやってきて「ぼくにも はんぶん おくれよ」。大きすぎて一人では食べきれませんもの。バブはゾウさんにあげます。「はい はんぶんこ!」すると今度は傘さしキリンさんがやってきて、ねむりひつじさんがやってきて、妹のルピにも見つかっちゃって・・・次々「はんぶんこ」したクッキーはどんどん小さくなり、最後には一口サイズに。バブは泣き出します。そこへ「はんぶんこ」したみんなが戻ってきて・・・?「はんぶんこ」って、物が半分に減っちゃうみたいだけど、それだけじゃないですよね。「はんぶんこ」した相手のところには半分以上のものがきっとあって、「はんぶんこ」してもらった幸せは倍以上にふくらんでいる気がします。この絵本、登場する動物たちの名前も面白いけど、お菓子の名前も不思議なんですよ。「よるのほしジュース」や「にじいろチョコ」や「ふねのはいったうみゼリー」。いったいどんなお菓子かな?ファンタジックなTERUKO(てるこ)さんの絵を見てみてくださいね。表紙の絵は、大きな茶色いクッキーを半分に割った隙間から顔を出すバブ。裏表紙にはその後ろ姿という装画もかわいらしいです。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
前頁試し読みで読まさせていただきました。最初は、食べきれないくらいの大きいおひさまクッキーですが、出会う動物たちに「はんぶんこ」していくうちに、最後には自分の口に入ったのが、たったの「ひとくち」だったので、なんだかとても可哀そうになりました。わけあう大切さや、分け合った幸せを画いているのですが、最後のページで納得でした。みんなの優しさが伝わってきてよかったです!(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】