[BOOKデータベースより]
食とは、子どもと大人でときに対立もまじえつつ、共に生成するもの。周産期から学齢期まで、霊長類研究から歴史・社会まで、最新の成果をまとめ、食を人間の発達研究の全体に位置付け、食育の前提、発達観を問いなおす。
食育をめざす・食育を超える
1 ヒトの食の基盤(比べてわかるヒトの特徴―他者の関わりを前提とする食発達;食に関わる知覚と嗜好;食器具操作と身体;自立摂食の発達と文化的環境;食の理解の二面性)
2 社会のなかの食(妊娠中の食と子ども;食としての母乳・人工乳と離乳;自他関係の発達と離乳食;仲間・友だちと食;食べ物の分かち合いと社会の成り立ち)
3 食の時代的推移(保育所給食における食の思想と実践;食と睡眠―生活習慣の連鎖と社会的決定要因;子ども達の食生活と栄養・健康;学校給食にみられる子どもの姿;食卓・食事と家族;フードシステムに取り込まれる食;食から子どもの未来へ)
本当に「朝食=高学力」なのか、ヒトと動物の食行動を分けるものとは…。本書では、食育の前提を、人間の進化から社会文化の問題にいたるまで再考し、人間の「食発達」の総合学を提案する。
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2005年の「食育基本法」以来留まる所を知らない食育ブーム。その前提を根本から問い直し、人間の「食発達」を総合的に提案。 2005年の「食育基本法」以来留まる所を知らない食育ブーム.しかし本当に「朝食=高学力」なのかヒトと動物の食行動を分けるものとは「キャラ弁」と「孤食」に分化する現代家族の食の現在とは…….食育の前提を人間の進化から社会文化の問題にいたるまで再考し人間の「食発達」の総合学を提案する.