村上春樹とイギリス

ハルキ、オーウェル、コンラッド

彩流社
吉岡栄一　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2013年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784779118906

内容情報

[BOOKデータベースより]

村上春樹の好きなフィッツジェラルドは、『闇の奥』のコンラッドに心酔し、オーウェルは、コンラッドを政治小説の偉大なる師匠とみなしていた…。初めて語られる知られざるハルキ像。文学的ルーツに迫る。

第１章　オーウェルと村上春樹―『一九八四年』と『１Ｑ８４』のタイトルの類似をめぐって（なぜオーウェルなのか；タイトル『１Ｑ８４』の由来；開高健とオーウェル、村上春樹とオーウェル　ほか）
第２章　コンラッドと村上春樹―『闇の奥』、『地獄の黙示録』、そして『羊をめぐる冒険』（作品相互の影響関係；意外な村上春樹のコンラッド熱；『ロージ・ジム』と『世界の終り…』『ノルウェイの森』　ほか）
第３章　オーウェルとコンラッド―エグザイル意識と女性表現の共通性（コンラッドの政治小説への関心；エピソードや人物造形の類似；コンラッドへの親近感の起源　ほか）

[日販商品データベースより]

村上春樹の好きなフィッツジェラルドは、『闇の奥』のコンラッドに心酔し、オーウェルは、コンラッドを政治小説の偉大なる師匠とみなしていた…。初めて語られる、知られざるハルキ像。