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- 白河法皇
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中世をひらいた帝王
角川文庫 角川ソフィア文庫 Iー111ー1
- 価格
- 859円(本体781円+税)
- 発行年月
- 2013年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044092047
[BOOKデータベースより]
賀茂川の水、双六の賽、山法師。この「三不如意」以外すべて意のままに出来る。絶大な権勢を誇り、そう豪語したと伝えられる白河法皇。果たして彼は専制君主だったのか。摂関家、強訴する武装僧侶など政治勢力が競合する中世にあって、天皇の権威を守り、天皇制を存続させるために何が必要だったのか。院近臣や武士勢力の育成、院政という新たな政治制度の創出―。謎多き白河法皇の実像を問い直し、稀代の専制君主を生み出した歴史の真実に迫る。
第1章 専制君主の誕生(父、後三条天皇;専制君主への道)
第2章 院政とは(王の人事;上皇と天皇の関係 ほか)
第3章 だれが院政を担ったのか(変わる貴族;台頭する武士)
第4章 強訴の時代(なぜ強訴するのか;王家の権威)
第5章 都市王権としての院政(平安京と白河;鳥羽と宇治)
賀茂川の水、双六の賽、山法師。これ以外思い通りにならないものはないと豪語した白河法皇。激動の時代、角逐する政治勢力から天皇制を守るために院政を生みだした「専制君主」の、知られざる実像に迫る。
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