- 近世出版の板木研究
-
法蔵館
金子貴昭
- 価格
- 8,250円(本体7,500円+税)
- 発行年月
- 2013年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784831862235

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
門人から見た芭蕉
-
中森康之
金子はな
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2024年08月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
印刷の道具でもあり、板株(版権)そのものでもあった板木―。その基本構造から当時の出版事情まで。板木や板本、出版記録を照合し、近世出版機構における根本装置としての板木の機能と役割を論じる、初めての「板木書誌学」の書。
序章 研究資源としての板木
[日販商品データベースより]第1章 板木活用の意義と実践
第2章 板本の板木―その基本的構造
第3章 板本に表れる板木の構成―紙質・匡郭
第4章 出版記録から読み取れるもの―竹苞書楼の出版記録
第5章 近世出版における板木の役割―摺刷以外の板木の機能
第6章 池大雅『賞奇軒墨竹譜』の板木―初版から現在までを辿る
第7章 高野版の板木―奈良大学博物館所蔵板木を中心に
第8章 藤井文政堂所蔵享保十七年版「十巻章」の板木―袋綴じと粘葉装
終章 課題と展望
印刷の道具だけではなく、版権の所在をも示す機能をもつ板木。その基本構造を解明し、板木の新たなる観察手法を提示するなど、今後の出版研究の基礎となりうる板木書誌学を初めて提唱する画期的書。
●日本出版学会奨励賞受賞
●日本アート・ドキュメンテーション学会 第9回野上紘子記念ドキュメンテーション学会賞受賞