[BOOKデータベースより]
世界の海にのりだし、東から西へ大陸を探検。かわりゆく環境を知り、それぞれのくらし、それぞれの文化をまなぶ。地球でくらすすばらしい野生生物たちとであい、地球にやさしいテクノロジーを発見する。これは、そんな冒険へとみちびく世界地図。どんな地域に、どんな文化があり、人々がどんなふうにくらしているのか。世界のようすに注目し、地域ごとに紹介している。そして、地球はひとつ。どんなにちがってみえても、すべてが影響しあっているんだ。だから今、地球の未来のためにどんなとりくみがなされているのかも大切だ。この「世界をぼうけん!地図の絵本」は、21世紀のこれからをかんがえる地図でもあるんだ。
ぼくらの地球がうまれたキセキ
世界はどんなカタチ?
世界の海と大陸
世界の海、太平洋
大西洋
インド洋
北極海
南極大陸と南極海
オセアニア
東南アジア
東アジア
北アジアと中央アジア
南アジア
南西アジア
ヨーロッパ
北アフリカ
アフリカ南部
メキシコ、中央アメリカとカリブ諸島
南アメリカ
ことばのリストと参考にした本
国や地域のリスト
イギリスで大人気の世界地図の絵本が、日本語版で登場。世界を舞台に生きる子どもたちのための世界地図。ステキなイラストとさわれるしかけで、好奇心が広がる。総ルビで読み聞かせにも最適。
























私たち日本人が目にする世界地図といえば、日本を真ん中にお隣にはアジア大陸、太平洋を挟んでアメリカ大陸が広がるタイプがおなじみですよね。イギリス生まれのこの本の世界地図、その中心にはヨーロッパ、アフリカ。日本は・・・東の端にほんの小さく描かれているだけなんてちょっと不思議な感覚です。でもこれが、世界を、地球を知る大きなチャンスになるなんて!さぁ「WORLD ATLAS」を手に取って、初めて出会う世界への冒険に出かけましょう!旅は、世界の五つの海を巡ることから始まります。地図には、ビビッドで洗練されたイラストで表現された自然、生き物、名勝や文化がたくさん。「これ知ってる?」と聞かれてめくるしかけもワクワクします。太平洋には、あのダイオウイカをはじめウミガメ、シャチ、クジラなど巨大な海の生き物たちが棲んでいる。インド洋では人魚のモデルとなったといわれるジュゴンが、ハンターに狙われて絶滅の危機に。北極海の氷が2040年までにすべてとけてしまうかもしれないって・・・本当?!航海を終え、いよいよ陸に降りてみましょう。青く澄んだ海に囲まれた無数の島々からなるオセアニアは、民族も言語も文化も様々でおもしろい。東アジア・日本で紹介されているのは、タンチョウ、東京や新幹線に「鳥居」って、ちょっと不思議な組み合わせ!アフリカ南部では、探検中に行方不明になったはずのイギリスの英雄・リビングストン博士が登場。南アメリカのアマゾン、多くの生き物と自然が共存するその熱帯雨林が失われるかもしれないなんて・・・。世界の海と陸を旅しながらよぎるもの、それは地球上の自然や生き物、人類の生み出した文化のすばらしさと表裏一体で、文明の進化によって確実に迫り来る環境破壊という現実です。この本の作者で世界中を旅してきたニック・クレインさんは、自らが見た世界の国々の表情を愛情とユーモアたっぷりに語りながらも、時に厳しい眼差しで地球の未来に警鐘を鳴らしています。すべての国は、まあるい地球の上でつながっている。単なる平面の世界地図ではなかなか気づけなかったことを、この「WORLD ATLAS」は教えてくれます。「ぼくらは、地球でくらすための新しい物語をスタートさせたばかり。大切な地球をまもっていくという物語をみんなで力をあわせてつくりはじめたばかりなんだ。」この本で出会った世界中の人たちとともに、今度は未来の地球を守る旅へ、出かけてみませんか?
(絵本ナビ編集部 竹原雅子)
このお話は世界中の地域などの特徴、生き物文化など色々な方面から紹介してあって楽しかったです。大陸だけではなくて、海の事も描かれていたので子供はとっても見やすいって言っていました。まだ見たことのないことを子供に教えるのって難しいのですがこの絵本はよかったです。(イカリサンカクさん 20代・石川県 男の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】