〈仏の物語〉の伝承と変容

草原の国と日出ずる国へ
プリミエ・コレクション　３６

京都大学学術出版会
山口周子　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2013年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784876982776

内容情報

[BOOKデータベースより]

インドで生まれた“仏の物語”は、ユーラシア大陸を横断し、北端と東端の地に辿り着くまでにさまざまな変容をとげる。モンゴルの『仏の１２の行い』と日本の『今昔物語集』を題材に、サンスクリット語、チベット語、漢語、日本語のさまざまな一次史料を駆使しながら解明する。

前編　仏伝の最北端―モンゴル帝国に伝わった「仏の物語」（仏伝『ラリタヴィスタラ』；「モンゴル語抄本」説の真偽；物語の“嵌め木細工”；モンゴル大蔵経成立について―サンスクリット借用語から見えてくるもの）
後編　『ジャータカ』から『今昔物語集』まで（雲馬（ヴァラーハッサ）ジャータカ；「雲馬物語」の分類；『大唐西域記』の「雲馬譚」；『大唐西域記』と『根本説一切有部毘奈耶』；『佛説大乗荘嚴寶王經』、『今昔物語集』、「普門品第二十五」）

[日販商品データベースより]

インドで生まれた「仏の物語」は、ユーラシア大陸を横断し、北端と東端の地に辿り着くまでに様々な変容をとげる。モンゴルの「仏の１２の行い」と日本の「今昔物語集」を題材に、様々な一次史料を駆使しながら解明。