[日販商品データベースより]
70年前、日本の兵隊たちはアジアの国ぐにで何をしたのか。幼いころ、何もわからず戦争を体験した作家が、あらためて戦争とは何かを問いただす。兵隊たちに履かれて海をわたり、戦場に行った靴たち。その運命をとおして、ほんとうの戦争のすがたを描き、平和を守ることの大切さをうったえる。そして、少女はいま、はっきりと自分の意志を伝える。「わたしはわたしの未来を生きていく。わたしの未来に戦争はいらない」と。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- てんてんてん
-
価格:990円(本体900円+税)
【1998年06月発売】
- 大型絵本>にんじんとごぼうとだいこん
-
価格:10,450円(本体9,500円+税)
【2007年03月発売】
- ぞうのたまごのたまごやき
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2009年04月発売】
- おままごとで あそびましょ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2019年05月発売】
- かくれんぼで もういいかい
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2019年05月発売】
日本・中国・韓国の絵本作家が手をつなぎ、子どもたちにおくる平和絵本シリーズ。それぞれの作家がご自身の戦争の体験と真摯に向き合い、自分の国が行ってきた事実と向き合う。そこから生まれてくる作品は、それでも希望と平和への強い意志を感じることができるのです。和歌山静子さんは幼い頃、何もわからず戦争を体験された。その時、日本の兵隊たちはアジアの国ぐにで何をしたのか。本当の戦争の姿とはどんなだったのか。その事実を知った今、和歌山さんが描き出したのは兵隊に履かれて海を渡っていった「靴」の運命。ざっざっざっざっ ざっざっざっざっざっざっ足音を揃え、靴たちが勇んで向かった場所は戦争。海をわたり、隣の国の人たちをふみにじり、痛めつけ、また次の戦場へ。やがて、靴はぼろぼろになり、履いていた兵隊たちも、命令した国もぼろぼろになり・・・。絵本を開けば言葉も絵もシンプル、和歌山さんらしく力強い線がおどっています。こわい場面が描かれているわけではありません。でも、一つ一つの言葉と表情が深く心につきささってきます。子どもたちには本当の戦争を知ってほしい、そんな願いが込められているのです。そして最後の場面。「わたしはわたしの未来を生きていく。わたしの未来に戦争はいらない」少女が見せる、はっきりとした自分の意思。力強い言葉は、子どもの心、そして大人の心も奮い立たせてくれるようです。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
今年は戦後70年、書店でもいろいろフェアをやっています。
小さい子どもに伝わりやすい絵本を探していて
この絵本をみつけました。
和歌山さんのぐりっとした太い線の絵は、
親しみやすいがゆえに
こころに入り込んできます。
これなら、年長さんや1年生でも
戦争っていけない!っていう想いを
十分に感じてくれる絵本だと思います。
ぜひ読み聞かせで使いたい一冊です。(はっしゅぱぴーさん 30代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】