- 西巷説百物語
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- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2013年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041007495
[BOOKデータベースより]
大坂屈指の版元にして、実は上方の裏仕事の元締である一文字屋仁蔵の許には、数々の因縁話が持ち込まれる。いずれも一筋縄ではいかぬ彼らの業を、あざやかな仕掛けで解き放つのは、御行の又市の悪友、靄船の林蔵。亡者船さながらの口先三寸の嘘船で、靄に紛れ霞に乗せて、気づかぬうちに彼らを彼岸へと連れて行く。「これで終いの金比羅さんや―」。第24回柴田錬三郎賞を受賞した、京極節の真骨頂。
[日販商品データベースより]人が生きて行くには痛みが伴う。そして、人の数だけ痛みがあり、傷むところも、傷み方もそれぞれちがう……様々に生きづらさを背負う人間たちの業を、林蔵があざやかな仕掛けで解き放つ。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4.5)
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HonyaClub.comアンケート
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
面白い(ガイラ/男性/50代)
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紺碧の空
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京極節は相変わらず。
それこそ”妖怪”になってしまいそうな人の執念や妄念を取り上げて、うまく物語が形作られていた。さすが。
人が生きて行くには痛みが伴う。そして、人の数だけ痛みがあり、傷むところも、傷み方もそれぞれちがう……様々に生きづらさを背負う人間たちの業を、林蔵があざやかな仕掛けで解き放つ。