[BOOKデータベースより]
アフリカで誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸に拡散した道を、1993年から2002年にかけて、逆ルートでたどった関野吉晴の「グレートジャーニー」。旅のハイライトを関野吉晴自らがセレクトした、グレートジャーニー決定版。
マゼラン海峡―ほえる海
パタゴニア南部氷床―嵐の大地
アンデス高地―インカの村
アマゾン―探検の原点
ギアナ高地―原始の地球
オリノコ―密林の知恵
ダリエン地峡―治安最悪の国境地帯
アラスカ―野生動物の楽園
ベーリング海峡―ユーラシア大陸へ
北東シベリア・ツンドラ地帯―氷とぬかるみの大地〔ほか〕
アフリカで誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸に拡散した道を、1993〜2002年にかけて、逆ルートでたどった関野吉晴の「グレートジャーニー」。旅のハイライトを自らがセレクトした決定版。
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価格:8,800円(本体8,000円+税)
【2011年01月発売】
「グレートジャーニー」。聞くとなんともわくわくしてしまう、この言葉。人類は、およそ700万年前に東アフリカで誕生したといわれ、その後長い年月をかけ、アフリカ大陸から、ヨーロッパやアジアを経て、南北アメリカ大陸へと広がっていきました。最も遠い果てが、南アメリカ大陸の最南端。この本の著者である探検家・関野吉晴さんは、その南アフリカ大陸最南端から出発し、5万kmにもおよぶ人類の旅路を逆ルートでたどる旅「グレートジャーニー」を行いました。さらに2002年にグレートジャーニーを終えた関野さんは、次に日本人が来た道をたどる「新グレートジャーニー」の旅に出ました。この「グレートジャーニー」は、いくつもの「小さな探検(ミニ・エクスペディション)」をつないでいくことで成り立っています。本書は、そのミニ・エクスペディションと寄り道の様子を、写真と文章で綴った作品です。マゼラン海峡からはじまり、パタゴニア南部氷床、アンデス高地、アマゾン、ギアナ高地・・・と続き、アラスカからベーリング海峡を渡って、シベリア、ゴビ砂漠を横断してラエトリまで、壮大な景色に加え、現地の人々の生活をとらえた写真の数々。自転車、シーカヤック、犬ゾリやラクダなど、自分の力と自分で操れる動物の力でギリギリの状態で進み、現地の人々と交流しながら旅を続けた、まさにその生々しい様子が伝わって来ます。難しい漢字にはふりがなが振られ、子ども達が読めるように配慮された本書を通して、関野さんがたどった人類の旅路に想いを馳せることでしょう。大人も胸躍る「グレートジャーニー」。ぜひ親子でも読んでみてください。
(絵本ナビ事務局長 金柿秀幸)
【情報提供・絵本ナビ】