[BOOKデータベースより]
日本の建築界はいかなる過程を経て、モダニズムを受容したのか。代表的な建築家たちの格闘の軌跡を分析することで、日本の近代建築の問題点を浮き上がらせるとともに、近代を相対化し、「日本的なもの」を乗り越える著者自身の建築に対する姿勢を明らかにする。本巻は、一九五〇年代への関心を出発点とし、二一世紀的視線からとらえる磯崎版「日本近代建築史」である。
1 「日本的なもの」をめぐる問い(「趣味」と「構成」;「構築」と「空間」 ほか)
2 外からの視線(フェノロサ=パウンドの「漢字考」;岡倉天心の「五浦六角堂」 ほか)
3 内からの応答(堀口捨己の「非都市的なるもの」;立原道造の「方法論」)
4 モダニストによる変成(坂倉準三の居場所;丹下健三の「建築=都市=国家」共同体としての日本)
5 「日本」というアイデンティティ(「晟一好み」としてのアジア的なもの;テクノロジー・芸術・体制 ほか)
日本の建築界はいかなる過程を経て、モダニズムを受容したのか。近代建築の受容史を批判的に検証し、建築の新たな未来を切り開く、日本を代表する世界的建築家の思想財産。磯崎版「日本近代建築史」。
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