[BOOKデータベースより]
「記録」がつくる文化。東アジア有数の情報発信地だった寧波。この港町に残された書物や石碑は何を語ろうとしているのか。蓄積された知に今こそ耳を傾ける。
第1部 書物がつくる文化(天一閣蔵書楼とはなにか;寧波の郷土史料『四明叢書』;語り継がれる記憶と寧波の地方志;思想家の言葉はどのようにして書籍に定着したのか―王陽明を一例として)
第2部 知識人たちの記憶と記録(王朝をこえて―宋元交替期の碑刻の書き手たち;豊氏一族と重層する記憶;思想の記録/記録の思想―寧波の名族・万氏について;寧波という磁場と文学者たち)
第3部 場と物が織りなす記憶と記録(石に刻まれた処方箋;墓地をめぐる記憶と風水文化;文化を支える経済のはなし)
「国」単位の歴史を超えて、交流の場としての「海域」から描きなおした「新しい世界史」の可能性を示すシリーズ。本巻では、前近代の東アジアの経済的・文化的中心地、寧波の歴史的役割を、史料から明らかにする。
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