[BOOKデータベースより]
七〇万m2にも及ぶ鎮守の森。「代々木の杜」とも称される明治神宮は鎮座から九十数年を数える。しかしその歴史は、全国で八万社を超える神社の伝統から見ればむしろ新しい。「近代日本を象徴する明治天皇の神社」とはいかにあるべきか―西洋的近代知と伝統のせめぎあいの中、独自の答えを見出そうと悩み迷いぬいた果ての、造営者たち12人の挑戦。
第1章 運動体としての明治神宮(「明治」の終焉;民間有志の神社請願―渋沢栄一 ほか)
第2章 永遠の杜(「鎮守の森」誕生の力学;森のビジョン―本多静六 ほか)
第3章 都市のモニュメント(山形のエンジニア三傑―伊東忠太・佐野利器・折下吉延;オーソドックスへの要請―「普通」の社殿様式を求めて ほか)
第4章 記憶の場(聖徳記念絵画館という空間編成;画題選定と国史編纂―金子堅太郎 ほか)
それは古来の形式を重んじつつ近代知も取入れた、全く新たな神社の誕生だった。七〇万uにも及ぶ鎮守の森、「代々木の社」とも称される明治神宮は鎮座から九十数年を数える。しかしその歴史は、全国で八万社を超える神社の伝統から見ればむしろ新しい。「近代日本を象徴する明治天皇の神社」とはいかにあるべきか――西洋的近代知と伝統のせめぎあいの中、独自の答えを見出そうと悩み迷いぬいた果ての、造営者たちの挑戦。
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伝統を重んじつつ西洋的近代知も取り入れた全く新たな神社を創建すること――悩み、迷いぬいた果ての、造営者たちの挑戦。