[BOOKデータベースより]
病むことを生きるアクチュアリティ。水平の「あいだ」―生命体と環境(主体と世界)の出会い。垂直の「あいだ」―生命体が「生命の根拠」に根ざす関係。
あいだと生死の問題
生命論的差異について―イントラ・フェストゥム論に向けて
コタール症候群の一症例について
木村敏の思考の西欧での受容について
生命と正常性―カンギレム、ミンコフスキー、木村
自己と他者の異同とその精神病理―死をめぐる民俗学との対話の試み
木村敏の思索の軌跡―あとがきに代えて
木村敏の「臨床哲学」をめぐり、精神医学者や哲学者が木村敏と議論を交わし、生と死、自己と他者など様々なテーマを手掛かりに、生きること、病むことへの接近が試みられたシンポジウムの講演をもとにした論文集。
























人の病いの原因は遺伝子・脳であったりするが、「病苦」の探究には人間そのものが関わる。木村敏と論客たちの珠玉の論集。