[BOOKデータベースより]
真珠湾攻撃に反対した軍令部参謀は、山本五十六の横暴な交渉に涙をこぼした。第32回における、軍令部参謀三代一就氏の、ハワイ作戦決定までの、軍令部と連合艦隊の、衝突と言って良いほどの対立。第34回では、日本軍の捕虜問題と、船が沈没するとき、艦長が船と運命を共にするという、いわば習慣について議論されている。第37回は、ゲストとして高田利種元少将が出席し、海軍時代の及川(古志郎)大将が、世に誤解されているとして、及川大将の思い出を語っている。
第三十一回 哲学の軽視と謙虚さの喪失
第三十二回 敵を知らず、己を知らず
第三十三回 生身の体験を後世に―反省録刊行に向けて
第三十四回 自主性なき開戦
第三十五回 指揮系統と暗号通信
第三十六回 宝の持ち腐れ―諜報と潜水艦
第三十七回 責任回避か、文民統制か
「海軍反省会」全131回の内容をそのまま残すために発刊されている、『[証言録]海軍反省会』の第四巻。第31回から第37回までの議論が収録されている。主だった内容は、第32回における、軍令部参謀三代一就氏の、ハワイ作戦決定までの、軍令部と連合艦隊の衝突といってよいほどの対立が興味深い。第34回では、日本軍の捕虜問題と、船が沈没するとき、艦長が船と運命をともにするという、いわば習慣について議論されている。第37回では、ゲストとして第一委員会の高田利種元少将が出席し、海軍時代の及川古志郎大将が世に誤解されているとして、その思い出を語っている。巻末に、末国正雄氏の「指揮官の所在位置と指揮について」の論文を資料として付す。
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「海軍反省会」の第4巻。第31回から第40回までを収録する。戦艦大和の設計、有名海軍少将の回顧談などが盛り込まれている。