- 15歳の機関助士
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戦火をくぐり抜けた汽車と少年
交通新聞社新書 051
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2012年12月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784330338125
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NH703




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15歳の少年から見た戦争
もし私がこの本の解説をするとしたら、多分こう書くと思います。
戦時中、人手不足のために義務教育を終えて間もない少年も機関車を動かしていた。元「少年機関助士」の著者が語る「機関車の中の太平洋戦争史」。
青春時代(=戦時中)を蒸気機関車の中で過ごした著者が当時を回顧して書いた一冊です。
国鉄名古屋機関区の庫内手として油にまみれた下積み時代、晴れて機関助士になり乗務をするようになってからの苦労話などなど、なかなか興味は尽きません。
間一髪、まさに紙一重で空襲を免れた話もあり、70年前の乗務員は何を思いながら機関車を動かしていたのかがよく分かります。


























[BOOKデータベースより]
幼い頃から蒸気機関車に憧れていた少年が国鉄に入ったのは、戦時中の昭和18年、14歳だった。名古屋機関区の一員となり、機関車掃除をする庫内手に。全身が真っ黒になる辛い機関車磨きの日々を乗り越え、鉄道教習所での厳しい訓練を終えると、晴れて機関助士に。やがて、花形の東海道本線に乗務する。機関士と機関助士の固い絆、空襲の中での命がけの乗務と仲間の殉職。終戦の日、敗戦のショックで茫然自失の中、機関士に励まされていつも通り機関車を走らせた…。機関車乗務員の青春の記録。
第1章 蒸気機関車に憧れて国鉄へ(蒸気機関車ファンの少年;福井機関区 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 汗と涙の“カマ焚き”修業(鉄道教習所機関助士科;浜松工場見学と修学旅行 ほか)
第3章 戦火をくぐり抜けた少年機関助士(機関区での入換えとB6;カンテラとシリンダオイル ほか)
第4章 あの日も汽車を動かした(空襲、機銃掃射;戦況の悪化で機関車を疎開 ほか)
終戦の日、敗戦のショックで茫然自失の中、機関士に励まされていつも通り機関車を走らせた…。太平洋戦争のさなか、蒸気機関車の“カマ焚き”に汗を流した、少年乗務員の奮闘記。