- エコゲノミクス
-
遺伝子からみた適応
シリーズ現代の生態学 7
- 価格
- 3,740円(本体3,400円+税)
- 発行年月
- 2012年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784320057401
[BOOKデータベースより]
1部 遺伝変異と適応研究(野外実験:適応研究の古くて新しいアプローチ;遺伝的変異と空間的遺伝構造;系統樹から適応進化を読み解く)
2部 適応遺伝子の探索(概説:エコゲノミクスの方法論;量的形質変異に関与する候補遺伝子の探索法;適応遺伝子探索のための分子生物学的手法;データベース解析:適応・進化研究における「仮説発見ツール」)
3部 適応遺伝子の機能(概説:適応の複雑さを包括的に理解する;自然環境下における遺伝子発現解析;表現型可塑性の生物学:生態発生学;遺伝イズネットワークの構造とダイナミクス)
4部 適応遺伝子の進化(概説:DNAから適応進化までをつなぐ学際的研究;自然選択の直接観察;DNA排列から探る自然選択の痕跡:分子集団遺伝子学的手法を用いて;生殖隔離と種分子遺伝子;ゲノム重複:倍数体の種分化とエコゲノミクス;エボデボと新しい総合)
エコゲノミクスとは、生態学的に興味深い現象をゲノムレベルで遺伝的に解剖していく最新の研究分野である。
ゲノム情報は生態学に何をもたらしたのか。ゲノムとは生物のもつ遺伝情報全体を示し、すべての生物はゲノムと環境の影響により表現型を発現する。これまで、生態学ではその表現型に基づく生物と環境あるいは生物間相互作用の解明を、ゲノム学では生物の全ゲノム解読を主な目標として、両者が交わることはなかった。しかしながら近年の分子生物学の発展は、様々な生物におけるゲノム情報の解明を可能にし、エコゲノミクスが生態学の主要分野の1つとなった。
本書では、遺伝子解析からの適応研究に焦点を絞り、今もなお発展し続けるエコゲノミクスの全体像を概観することを目的に編纂した。I部では遺伝的変異と適応研究のこれまでについて、II部では適応遺伝子の探索法について、III部では適応遺伝子の機能について、IV部では適応遺伝子の進化について、各分野の第一線で活躍する研究者によりわかりやすくまとめられている。本書は、これからの生態学における新たな指針となる一冊である。
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ゲノム情報は生態学に何をもたらしたのか。ゲノムとは生物のもつ遺伝情報全体を示し、すべての生物はゲノムと環境の影響により表現型を発現する。これまで、生態学ではその表現型に基づく生物と環境あるいは生物間相互作用の解明を、ゲノム学では生物の全ゲノム解読を主な目標として、両者が交わることはなかった。しかしながら近年の分子生物学の発展は、様々な生物におけるゲノム情報の解明を可能にし、エコゲノミクスが生態学の主要分野の1つとなった。
本書では、遺伝子解析からの適応研究に焦点を絞り、今もなお発展し続けるエコゲノミクスの全体像を概観することを目的に編纂した。I部では遺伝的変異と適応研究のこれまでについて、II部では適応遺伝子の探索法について、III部では適応遺伝子の機能について、IV部では適応遺伝子の進化について、各分野の第一線で活躍する研究者によりわかりやすくまとめられている。本書は、これからの生態学における新たな指針となる一冊である。