- 文体としての物語 増補版
-
- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784787292100
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[BOOKデータベースより]
物語としての文体/文体としての物語
[日販商品データベースより]第1部 小説を書くということ(文体としての自己意識―『浮雲』の主人公;『浮雲』における物語と文体;表現の理論/物語の論理)
第2部 記憶を語るということ(結末への意志/結末の裏切り―嵯峨の屋おむろにおける物語と表現;結末からの物語―「舞姫」における一人称;人称的世界の生成―鴎外ドイツ三部作における文体と構成)
第3部 他者と関わるということ(独白の系譜―広津柳浪の初期作品を中心に;くやしさと恥ずかしさ―「たけくらべ」における制度と言説;囚われた言葉/さまよいだす言葉)
第4部 言葉を受け取るということ(「こころ」を生成する心臓;“読む”ことへの夢想;聞き手論序説)
西欧的な文体の導入は日本文学をいかに変化させ、解体し、新しい型を生み出したのか。明治期の小説を題材に、新しい文体と物語が誕生した時代を捉え、表現することと読むことに目を向けて近代文学の始まりを問い直す。