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[BOOKデータベースより]
ダーウィンの自然淘汰説
最適資源投資戦略
進化的に安定な戦略(ESS)
性比のゲーム
利他行動の進化
親と子の対立
共進化
時間的に変動する環境への適応
性的対立
植物における性表現
花のジレンマ
訪花動物の行動
葉っぱの寿命
生物の多様性と絶滅
ヒトが歩む進化の道
「生き物がうまく適応している」という視点から、生き物の不思議さが進化した理由を探る本。1999年の初版以降、大きく発展した進化生態学・行動生態学の成果を盛り込み、大幅に書き替えた改訂版。
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1999年の初版以降大きく発展した進化生態学・行動生態学の成果を盛り込み大幅に書き換えた大改訂版!!
本書は「生き物がうまく適応している」という視点から生き物の不思議さが進化した理由を探る本である。
本書に登場するのは読者が身近に感じることができる話題ばかりである。これは身近な話題を選んだというよりも「身近なものほど不思議」という法則が生物の進化にはある(?)からである。そしてその不思議さがなぜ進化したのかを種の違いときには動物植物の違いを越えてできるだけ統一的に理解することを目指していこう。
本書は生き物に関する読み物として一般の読者に楽しんでいただくために書かれている。そのため生物学の知識が無くても理解できるように配慮している。章によっては多少の数式が登場するがいずれもごく基本的なものである。
第1章ではまず進化が起きる仕組みを解説する。この章に登場する自然淘汰説は本書全体を通して生き物の不思議さを解き明かすための根本的な拠り所となるものである。そして第23 章では自然淘汰説に基づいて生き物の不思議さを解き明かすための2つの理論─最適戦略論とゲ−ム理論─を紹介する。特に明示していなくてもこの2つの理論のどちらかが第4章以降において生き物の不思議さを解き明かすための道具となっている。第4章以降には生き物のさまざまな不思議さが登場する。登場するのはみなさんにとっても身近に感じることができる話題ばかりである。これは身近な話題を選んだというよりも「身近なものほど不思議」という法則が生物の進化にはある(?)からである。そしてその不思議さがなぜ進化したのかを種の違いときには動物植物の違いを越えてできるだけ統一的に理解することを目指していこう。本書を読んで今までとは違った視点で生き物の不思議さを見るようになっていただけたとしたらそれは執筆者一同にとって大きな喜びである。(まえがきより抜粋)