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- 水の危機をどう救うか
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環境工学が変える未来
PHPサイエンス・ワールド新書 063
- 価格
- 1,034円(本体940円+税)
- 発行年月
- 2012年12月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569809250
[BOOKデータベースより]
安全な飲料水を利用できない人が、世界には9億人存在する。まして世界人口が100億人に達する未来、洗濯や庭の水やりにまで飲用可能水を使うことは難しくなる。本書では環境工学の碩学が、ローマやロンドン、江戸・東京の水道の歴史を述べつつ、「環境湖」を設け膜技術で水を再生する「水環境区」のシステムを提唱。そのモデルとなる、水資源に乏しいシンガポールや西安(中国)での実践例も紹介する。
第1章 人口100億人超の世界と日本(今われわれ日本人がいる位置;世界は今どこヘ向かって歩いているのか―環境の時代)
第2章 人はどのように水を使ってきたか(水代謝システムの歴史的展開;近代以前の都市の水代謝システム;近代上下水道の成立;近代水処理技術の展開)
第3章 量から質の世界へ(人口100億人超の時代の水扱い;水使いの本質は質の利用)
第4章 分散型の技術へ(新しい都市地域水代謝システム構成の基本;都市/地域水システムの構造選択;水環境区を構築する;流域のフラクタル構造と水環境区;農業用水と田園地帯水環境区)
環境工学の碩学が、ローマやロンドン、江戸・東京の水道の歴史を述べつつ、「環境湖」を設け膜技術で水を再生する「水環境区」のシステムを提唱。水資源に乏しいシンガポールや西安での実践例も紹介する。
世界でもっとも根本的かつ喫緊の課題ともいえる水問題。深刻な危機を克服するための、日本の最先端技術を活かした水システムとは。