- 無功徳
-
- 価格
- 713円(本体648円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784569679174
[BOOKデータベースより]
「無功徳」とは、文字通り「功徳なし」のこと。梁の武帝が仏法興隆に大きく貢献、「自分にどんな功徳があるか」と禅宗の開祖・達磨大師に訊ね、返ってきた答えだ。「功徳を積んでいる」と意識した瞬間、功徳そのものが台無しになる。禅らしい奇抜なおしえだが、今の日本人にこそ、こんな姿勢が必要なのではないか―著者折々の随想を「無功徳」という禅語でくくり、しなやかで風流な生き方を世に問う。
第1章 人間関係の悩みを解決する(自分を変える 禅の手引き―人間関係の悩みへの処し方;大目にみる―分析や計画はほどほどに、にこにこ仕事するために ほか)
第2章 生きにくい世の中の、瀬戸際に思う(絶対的なモノサシはない 相補的な見方(一)―真理を求める意志と、現状を温かく容認する態度;破綻しかけている教育現場 相補的な見方(二)―医療、福祉、教育の現場に求められる双つの眼差し ほか)
第3章 心という危険物を取りあつかう(安楽の法門―不便さや苦痛とのつきあい方;自殺と向き合う―無常な「いのち」のなりゆきを見つめて ほか)
第4章 人生の豊かな時間をつくる(「金銭的満足」と「心の豊かさ」の方程式―概念を捨て、本当の「いのち」に目覚めるために;お金で買えないもの―商品化できない「幸せ」とは何か ほか)
第5章 無功徳を生きる(風流の起源―自然の脅威や、死や病など非日常を宥める禅の心がけ;裸にもどって出直す―分業の有難さと、独りではないことを実感する法 ほか)
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功徳を求めないから、ご利益が嬉しい――著者が折々に綴ったエッセイから、心といのちに新しい風を吹き込む禅の訓えに触れられる好著。