[BOOKデータベースより]
「研究ノート」や「詩作ノート」など、未発表資料を紹介しつつ、これまで世にあまり知られていない側面に光をあて、「加藤周一とは何か」という問いに答え「加藤周一の生き方」の基本に迫る。
第1章 一万頁の「ノート」が語る―加藤周一の「理由のある自信」
第2章 相聞の詩歌を詠むとき―「詩作ノート」『薔薇譜』そして『幻想薔薇都市』
第3章 あり得たかもしれない三つの人生―『三題噺』考
第4章 いかにして加藤周一は「加藤周一」になったか―『羊の歌』「『羊の歌』その後」
第5章 談論は風発する―対談の愉しみ、講演の悦び、会話の娯しみ
第6章 諧謔と諷刺と遊び心と―「真面目な冗談」の心性
第7章 観客との連帯―築地小劇場から『富永仲基異聞 消えた版木』へ
第8章 読者への恋文―「あとがき」考
第9章 林達夫と加藤周一―「読む人」と「書く人」
終章 「加藤周一」とは何か―その基本的立場
早熟にして晩成、理知的にして情熱的、詩人にして科学者である加藤周一。研究ノートなど未発表資料を紹介しつつ、知られざる側面に光をあて、加藤周一とは何かという問いに答え、加藤周一の生き方の基本に迫る。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 加藤周一セレクション 4
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2000年02月発売】
- 加藤周一セレクション 2
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【1999年08月発売】
- 作家という生き方 評伝高橋克彦
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2021年04月発売】
鋭い美意識と明晰さを備えた加藤さんは、自らの仕事と人生をどのように措定していったのだろうか。没後に遺された資料も用いて、その「詩と真実」を浮き彫りにする。