古典和歌解読 増補版

和歌表現はどのように深化したか

笠間書院
小松英雄　

• 価格: 1,650円（本体1,500円＋税）
• 発行年月: 2012年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784305706690

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書は、『万葉集』から『古今和歌集』を経て『新古今和歌集』に至る和歌表現の歴史を、わかりやすく、そしておもしろく叙述しようとする試みである。古今集に仕掛けられた撰者の知的挑戦を、千年の時を経て遂に解読。

序章　問題の設定
第１章　和歌が確立されるまで
第２章　仮名の形成と仮名文の発達
第３章　言語の線条から仮名の線条へ
第４章　『古今和歌集』の「短歌」
第５章　和歌による叙情表現の限界―『新古今和歌集』から連歌、俳諧へ
付章　方法論―文献学的アプローチ
補章　和文に応用された複線構造による多重表現―『古今和歌集』仮名序冒頭と『土佐日記』冒頭との場合

[日販商品データベースより]

『万葉集』から『古今和歌集』を経て、『新古今和歌集』に至る和歌表現の歴史を、わかりやすく、そしておもしろく叙述しようとする試み。「補章和文に応用された複線構造による多重表現」を増補。