[BOOKデータベースより]
外国で行われた外国事業者の行為に日本の独禁法はどのように適用できるのか。本書は、域外適用に関する日本のスタンスの実質的変更、世界的な競争法の簇生と管轄権原理としての効果主義(ないし実施主義)の一般化、管轄権の抵触や衝突のソフト・ロー的解決方法の出現といった新しい状況を多面的に探究する。
第1部 総論(独占禁止法の国際的執行―規律管轄権・国際礼譲・構成要件;域外適用から国際的執行へ―効果理論への反発の克服と執行を巡る今日的課題;独占禁止法の国際的執行の諸問題)
第2部 各行為類型と国際的執行(国際カルテルと日本独禁法の執行;外国会社同士の企業結合等への公正取引委員会の対応;外国事業者に対する独占禁止法の適用―6条、19条、3条前段を中心に)
第3部 各法域と国際的執行(アメリカ反トラスト法における最近の域外適用の動向;EU競争法の域外適用について;イギリス競争法の域外適用―対抗立法から国際的執行へ ほか)
外国で行われた外国事業者の行為に、日本の独禁法はどう適用できるのか。日本の独禁法の国際的執行の可能性を、管轄権原理、規律管轄権の抵触・重複から生じる問題、規律管轄権の対立の問題から具体的に探究する。
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日本の独禁法の国際的執行の可能性を管轄権原理、規律管轄権の抵触・重複から生じる問題、規律管轄権の対立の問題から探究する。