[BOOKデータベースより]
ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。チョコレートを買うのも、えんぴつを買うのも、お金は「ドル」でした。いたずら仲間といっしょに、アメリカ軍の基地にしのびこみ、自転車で走りまわって、しかられたこともありました。やがて、ぼくは野球チームに入り、将来は、プロ野球選手になりたい、という夢を、もちました。目の前のことが、すべて、光りかがやいて見えました。ところが、ある日、ぼくの身に、思いがけないことがおこったのです…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。
[日販商品データベースより]つらくて、死んでしまいたいとさえ思った、あのころ、ぼくの身におこった、全てのことが、「いま」のぼくをつくった…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。
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有名人の自伝で児童書!?と思いつつ手に取ったら、あらすじ『ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。』
子どもは沖縄が戦争によってアメリカの一部になったこと、本土から沖縄に行くのにパスポートが必要だったり、円が使えずドルを使用していたことなど知りません。
昨今騒がれている沖縄基地問題や領土問題がさらっと分かりやすく書かれています。
それだけではなく、自分に自信を持てなくて、でも変わろうとしたり、いじめられたり、夢に向かって努力したり。
そんな一少年のひたむきな姿が、まるで他人事であるかのように書かれています。
自分の意見を押し付けるのではなく、やさしく諭すかのような文章で、自然と心に染み入ってきました。
良書でした。(ヤキングさん 20代・東京都 男の子8歳、女の子3歳)
【情報提供・絵本ナビ】