識字神話をよみとく

「識字率９９％」の国・日本というイデオロギー

明石書店
角知行　

• 価格: 2,970円（本体2,700円＋税）
• 発行年月: 2012年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784750336657

内容情報

[BOOKデータベースより]

識字とはなにか
第１部　識字率の神話（公式統計にみる日本の識字率―「識字率９９％」は本当か；新聞をよむ能力―「日本人の読み書き能力調査」（１９４８）の再検証；限界的識字者のプロフィール―日米の識字調査から）
第２部　漢字の神話（漢字は意味をあたえるか―学術基本用語の場合；教科日本語における漢字のカベ；漢字イデオロギーの構造）
第３部　識字学習の神話（識字研究法としてのエスノグラフィー；識字社会における支配と対抗―識字作文をエスノグラフィーとしてよむ）

[日販商品データベースより]

日本の教育水準の根拠とされる高識字率の神話、漢字かなまじり表記の効率性を評価し擁護する漢字の神話、識字学習が非識字者の解放に繋がるという識字学習の神話。識字に関する３神話をよみとき、その限界を解明。