[BOOKデータベースより]
ともだちのいないうさぎが「おれとともだちにならないか」というてがみをうけとりました。内田麟太郎の心にしみる文章をこみねゆらがとってもやさしい絵本に。
[日販商品データベースより]ともだちのいないうさぎが「俺とともだちにならないか」という手紙を受け取った…。手紙は魔法。内田麟太郎の心にしみる文章を、こみねゆらがとってもやさしい絵本にした1冊。〈受賞情報〉日本絵本賞(第18回)
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ひとりぽっちのうさぎが、友達をつくる話。
2012年刊行。
素敵な絵と、ちょっと繊細でロマンチックと言える話の筋が、乙女チックな印象の絵本。
とはいえ、どうしてこのうさぎには、それまでにお友達と言える存在がいなかったのか?
友達になろう、と言っても、相手にされなかった理由は?
うさぎの過去が気になる。
そんな意地悪い読み方をしてしまった。
子どものころに体験した、保育所や小学校などでは、友達がたくさんいる人と、いない人がいて、見ていると「それなりの理由」があった。
よくわからない理由でいじめの対象になっている、という気の毒な場合もあったが、「わがまますぎて付き合いきれない」とか、過去に嫌なことをされたから近づかないとか、本の言動に由来するものもあった。
住んでいる家や家族に問題があって、警戒して人が近づかない、というのもあった。
子どもは、意外と冷静に、自分の身を守るために、付き合う人を選んでいた。小さいながらも、自分が生きている世界を安全に保つために、実にいろんなことをしてきた。
そんなことを思い出した。
私は変人で、友達がいなかった。クラスにはやはり「訳あり」で友達がいない子どももいた。
それで、お互い、「訳ありの変人」どうしで、つるんで一緒に遊んでいた。
しかし、中学生くらいになると、一人でも行動できることがわかったので、「独りぼっちは寂しいけど、無理に人と一緒にいなくてもいい」と思って、図書館ばかりに行った。
大人になったら、友達がいてもいなくても、それなりに楽しくやっていけるようになっていた。
この絵本を読みながら、友達がいることや、友達ってなんだろう?とか、友達がいないもの同士が一緒になってその後どうなったのだろう?とか、いろんなことを考えた。
考えさせられた一冊。単純な話なのに、深い。
(勝手に深読みしただけだが)(渡”邉恵’里’さん 40代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】