内容情報
[BOOKデータベースより]
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「おぎゃああー！！」おおきなこえでないたとおもったら、あかちゃんはやねをつきぬけて、ぴゅーんととんでいってしまいました。おかあさんはびっくりしてあわてておいかけますが…。なきんぼあかちゃんいったいどこへ！？―。
[日販商品データベースより]「おぎゃああー」。大きな声でないたと思ったら、あかちゃんは屋根を突き抜けて、とんでいってしまった。お母さんはびっくりして、あわてて追いかける。なきんぼあかちゃん、いったいどこへ…。
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「とにかく とってもよく泣く、あかちゃんがおりました。」と始まったので、うんうん、よく泣くあかちゃんは大変だよね・・・なんて、うなずこうと思っていたらとんでもない！！このあかちゃん、あまりにも元気に「おぎゃああーー！」と泣きすぎて、屋根をつきぬけて飛んでいってしまったのです。慌てたお母さん、せんたくものを放り出して追いかけます。ところが、会う人、会う動物みんな「飛んではきたけど、ここにはいない。」なんていうのです。一体どこまで飛んでいっちゃったの！？このびっくりするような展開、ちょっと聞くと「なんて怖いお話なの」と思ってしまいそうですが、あかちゃんもお母さんもとってもパワフル、その上出会う人や動物がみんな個性的でクセがあるから同じやり取りを繰り返しているうちに何だか笑っちゃうのです。まるでどこかの国に伝わる民話のような面白さですね。そんな雰囲気を盛り上げているのがとにかく“味のある”絵です。色彩も表情も大胆な構図もすごく面白い！お母さんなんて、驚いている顔、慌ててる顔、怒っている顔、みんな素敵。個人的にはカラフルなハゲタカの姿にしびれちゃいます。それで結局あかちゃんはどこにいたの？それは、読んでからのお楽しみ。意外な優しさに出会ってしまいますよ。エンディングはすんなりとは終わりませんけどね（笑）。
（絵本ナビ編集長 磯崎園子）
あまりにも元気でパワーがあるあかちゃんにびっくりしてしまいますが、誰が読んでも「まだ、ましかあ？」と思ってしまうから、ちょっと安心できるのかなあ？・・・・・・わが子が愛おしくなってしまいます。育児に手こずっているおかあさん、読んでください（笑）（押し寿司さん 60代・愛知県 ）
【情報提供・絵本ナビ】