[BOOKデータベースより]
杉浦日向子、吉行淳之介、幸田文ほか。考える楽しみに満ちた19編。
ゆでたまご(向田邦子)
親ごころ(円地文子)
恋人の食卓(杉浦日向子)
手紙(森瑤子)
愛され方(寺山修司)
恋愛論(坂口安吾)
嫉妬について(吉行淳之介)
恋愛について(中野好夫)
愛する能力(佐野洋子)
血で染めたドレス(倉橋由美子)
〓(そっ)啄(幸田文)
恋の股裂き(中島らも)
満願(太宰治)
厩火事 飯島友治編(桂文楽(演))
とらわれない男と女の関係(大庭みな子)
じいさんばあさん(森鴎外)
鯉魚(岡本かの子)
心中 上田和夫訳(小泉八雲)
日記(宅嶋徳光)
向田邦子「ゆでたまご」、杉浦日向子「恋人の食卓」、吉行淳之介「嫉妬について」、太宰治「満願」、森鴎外「じいさんばあさん」など、“愛”についての19編を収録。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 中学生までに読んでおきたい哲学 6
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2012年05月発売】
- 中学生までに読んでおきたい哲学 5
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2012年11月発売】
- 中学生までに読んでおきたい哲学 8
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2012年05月発売】
「哲学」という言葉に、どんな印象を受けますか。
眉をひそめ、難しい顔をして悶々としている姿とか
日本の有名な哲学者西田幾多郎が毎朝歩いて思索にふけったという「哲学の道」とか、
ロダンの彫刻「考える人」も哲学っぽい。
調べると、「生活のなかで疑問に感じたことや身の周りにある問題について
自分なりの“問い”を立てながらこだわって考えをつきつめていく学問のこと」と出てくる。
そんな「哲学」を中学生までにしっかり学んでおきたいというシリーズがある。
それが、松田哲夫さん編集の『中学生までの読んでおきたい哲学』全8巻。
そこにもしっかり、「考えることを楽しもう!」と謳われている。
第1巻の「愛のうらおもて」に収録されている作品は、
まずは向田邦子の「ゆでたまご」。
えっ!? 向田邦子さんのエッセイも哲学?
太宰治の「満願」とか森鴎外の「じいさんばあさん」、倉橋由美子の「血で染めたドレス」といった短編、
寺山修司とか坂口安吾、さらにが幸田文とか佐野洋子といった人のエッセイもある。
驚きは、落語。ここでは桂文楽の「厩火事」が収録されている。
えっ!? 落語って考えるのではなく、笑うものではなかった?
つまり、この世界、実は「哲学」であふれているということかしら。
まずは、自分の頭で「愛」について考えてみよう。(夏の雨さん 70代以上・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】