世界の見方、個の選択

シリーズ時代を考える　

新泉社
高橋和夫（国際政治学）　三井美奈　松尾秀哉　森分大輔　松尾秀哉　森分大輔　

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2012年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784787712110

内容情報

[BOOKデータベースより]

「アラブの春」にみられる緊迫した中東情勢、オランダを事例としての安楽死法をめぐる問題などから、混迷する現代世界の「見方」と未来への個の「選択」を模索する。

１　講演・激動する中東情勢を読み解く（高橋和夫）（新しい時代を象徴するメディア、ユーチューブ；アメリカによるビンラーディン殺害作戦；ビンラーディン殺害とアフガニスタンからの撤退；パキスタンという国；「アラブの春」の意味するもの；「アラブの春」は広がるのか；日本は何をするべきか）
２　講演・安楽死を問う（三井美奈）（安らかな最期を迎えたいという願い；安楽死をめぐる議論；オランダの安楽死に関する法律；オランダの安楽死の実際；オランダの安楽死議論の歴史と背景；安楽死を認めるため、社会に必要なこと；安楽死合法化について各国の反応；日本社会と安楽死）
３　寄稿・ベルギー政治危機からデモクラシーを考える（松尾秀哉）（ベルギーの政治危機；多民族国家の「合意型デモクラシー」；フランドルとワロンの対立の背景；民族対立の裏に隠された「自由」対「平等」の対立；合意型デモクラシーの限界）
４　寄稿・安楽死と「自分の存在」（森分大輔）（自分の存在；「自分のもの」という思考；個人の繋がり）

[日販商品データベースより]

「アラブの春」にみられる緊迫した中東情勢、オランダを事例としての安楽死法をめぐる問題などから、混迷する現代世界の「見方」と未来への個の「選択」を模索。聖学院大学政治経済学部主催の２つの講演会を収録。