- １限めはやる気の民法
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- 価格
- 838円（本体762円＋税）
- 発行年月
- 2012年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784592890126
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「おすすめBL作品」レビューコメント
「大奥」のヒットで大メジャーになったよしなが氏は、もともとＢＬ作品を多く発表しその界隈で高い評価を受けていました。これもその一連の作品のうちの一つです。
文庫版は書下ろしなども入っていてお得かなと思います。
いわゆる坊ちゃん嬢ちゃん大学の法学部に一般で入った主人公・田宮と、そこで出会ったいかにもボンボン（代議士の息子）で遊び人風の藤堂の二人が、最初は反発しつつも惹かれあって行く様子が、よしなが氏ならではの微細で丁寧な心理描写とともに綴られています。
メインの二人だけでなく、周囲の人間（もう一つのＣＰも登場します）の機微も読ませます。
ＢＬというと、主人公以外、特に女性キャラはただの舞台装置に陥りがちなのですが、この作品では女性キャラの存在感もしっかり描かれているのが印象的です。(RAY／女性／40代)