- 女嫌いの平家物語
-
- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2012年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480429551
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[BOOKデータベースより]
『平家物語』にはブスがいない。おまけに、可哀想な・けなげな女はいても、ずるい・嫉妬深い・権謀術数にたけた女はいない。揃いも揃って男好み。ところが史実を調べれば、彼女たちは決してそんなツマラナイ女ではない。『平家物語』は、男たちの鎮魂の物語。男の美学はあっても女の本音はない。その本音を掘り起し、なぜ物語がそれを封印したのかを暴く、痛快古典エッセイ。
栄える平家をとりまく女たち(祇王と仏御前―芸能人の王道;二代后と待宵の小侍従―最後の王朝;建春門院と八条女院(一)―建春門院は意地悪オバサンか?;建春門院と八条女院(二)―裁かれる支配的な母;小督(一)―悲恋に秘められたもう一つの恋;小督(二)―逃げていく女;祇園女御―水の女)
滅びる平家をとりまく女たち(維盛の北の方―光源氏のような夫をなくした女;巴―落ちた女将軍;小宰相―美しい死体;千手前―仏になった遊女;横笛と袈裟御前―ワイドショーの犠牲者たち;二位の尼―無能な野心家;静―ステージママと娘の悲劇;建礼門院―死を演じる女優;女房たち―諦めの文学から希望の文学へ)