- スローカーブを、もう一球 改版
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- 価格
- 616円(本体560円+税)
- 発行年月
- 2012年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041003275
[BOOKデータベースより]
たったの一球が、一瞬が、人生を変えてしまうことはあるのだろうか。一度だけ打ったホームラン、九回裏の封じ込め。「ゲーム」―なんと面白い言葉だろう。人生がゲームのようなものなのか、ゲームが人生の縮図なのか。駆け引きと疲労の中、ドラマは突然始まり、時間は濃密に急回転する。勝つ者がいれば、負ける者がいる。競技だけに邁進し、限界を超えようとするアスリートたちを活写した、不朽のスポーツ・ノンフィクション。
八月のカクテル光線
江夏の21球
たった一人のオリンピック
背番号94
ザ・シティ・ボクサー
ジムナジウムのスーパーマン
スローカーブを、もう一球
ポール・ヴォルター
ホームランを打ったことのない選手が、甲子園で打った16回目の一球。九回裏、最後の攻撃で江夏が投げた21球。スポーツの燦めく一瞬を切りとった8篇を収録。
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ユーザーレビュー (12件、平均スコア:5)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 日本を代表するスポーツ・ノンフィクション作家の出世作となった短編集。野球の1979年日本シリーズ第7戦、9回裏ノーアウト満塁、一点差という絶体絶命の状況でリリーフエース・江夏 豊が投じた21球を追うドラマ“江夏の21球”をはじめ、ボートや棒高跳びといった比較的マイナーな分野での一流選手の競技とのかかわりなどを通じ、スポーツ選手たちの“実像”に迫る。誇張、想像による過度な演出は一切なく、取材対象の心に冷静かつ懸命に踏み込むことで興味深いストーリーを作り出す手法は、スポーツについて読むこと・語るこ
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
表題作の他に代表作となった「江夏の21球」も含めたノンフィクション短編集。広島カープ球団初の日本一を賭けた第7戦の9回裏4-3!点差わずか一点で勝っているもののノーアウト満塁の絶対絶命の場面!次のバッターを迎えてからの一球一球が手に汗を握る一瞬であり正に興奮の一冊です。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
いわゆる「江夏の21球」が入った短編集。スポーツ系のノンフィクションにハマるきっかけになった1冊です。NHKスポーツニュースのキャスターをしていた山際さんはカッコよかったです。
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
今年の春の選抜に、群馬県の高崎高校が出場すると聞いてこの作品を思い出しました。
表題作は、この高崎高校が同じく選抜に出場したときの物です。
他に「江夏の21球」など、全部で8編の短編が収められています。
ノンフィクションらしく過剰な演出は有りませんが、淡々とした文章からスポーツマンの思いが伝わってくるようで好きな1冊です。
(とくな のぞむ/男性/40代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
スポーツにまったく興味がなく今までまともに運動をしたことがないような方なら、この本を手に取らないだろう。
なぜなら一目見るだけでは,スポーツについて書いてあるように見えてしまうからだ。
でもそれは誤解(?)で、ここに書かれているのは,スポーツを通して現れる栄光と挫折であり,喜びと苦しみである。
主題は「スポーツをする人」であり「人のするスポーツ」ではない。
中心には常に人間がいる。
クールな語り口の、熱い人間ドラマ。
スポーツに縁遠い方こそ、是非読んでほしいです。
(Azu7190/男性/30代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
高校野球を愛する球児たちとその周りの人々が瑞々しく描かれている。
ある主審が「ここぞという場面では、あえて土が適度になじんだボールを使う」というエピソードと、甲子園の4試合目で陽が落ちてナイターになり「プロみたい」と喜ぶというエピソードが好きです。
(うばろんが/男性/30代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
ただのスポコンや大成のスポーツ本ではない。
(いばると/男性/50代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
スポーツの勝負いいですね(ユキ56/男性/50代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
野球の面白さ、奥深さが凝縮された本です。(タブラン/男性/40代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
広島カープのリリーフエース江夏は、近鉄バッファローズとの日本シリーズ最終戦マウンドにいた。
わずか1点リード、9回ノーアウト満塁の絶対絶命のピンチで江夏が投じた21球とはなにかを、幾度となく紹介された伝説。
(あぶらっこ/男性/40代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
なんといってもこの1冊。
特に野球ファンなら忘れられない日本シリーズの名勝負を描いた「江夏の21球」は、傑作です。
(ぽりさん/男性/50代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
イチローやダルビッシュが 大リーグで活躍する前にも、日本には世界に通用する野球選手がいた。
そして、今、50歳過ぎのオヤジ達は、20世紀、みんな野球少年だった。
「江夏の21球」でプロ野球の醍醐味とケレンミを余すことなく伝えた 故 山際淳司氏が、昭和最後の『甲子園の怪物』・江川 卓 のプロ野球選手としての活き方を描いた傑作が この本である。
二宮清順氏とは、全く違うアプローチで『野球』を描いた故・山際淳司氏の作品群は、どれを取り上げても、ノンフィクションでありながら、しっかりとした一編の小説に仕上げられている。
だから野球好きは勿論、野球を知らない人々が読んでも、そこに一人の男の生きざまを見いだせるモノになっている。
ルールに則った闘いであるスポーツに関わる人間たちに注がれた愛が、山際淳司の作品群には確かに在る。
(猫野 ヒゲ太/男性/50代)
日本を代表するスポーツ・ノンフィクション作家の出世作となった短編集。野球の1979年日本シリーズ第7戦、9回裏ノーアウト満塁、一点差という絶体絶命の状況でリリーフエース・江夏 豊が投じた21球を追うドラマ“江夏の21球”をはじめ、ボートや棒高跳びといった比較的マイナーな分野での一流選手の競技とのかかわりなどを通じ、スポーツ選手たちの“実像”に迫る。誇張、想像による過度な演出は一切なく、取材対象の心に冷静かつ懸命に踏み込むことで興味深いストーリーを作り出す手法は、スポーツについて読むこと・語ることが定着した今もって新鮮だ。
田中誠司/編集長 カーグラフィック
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/10/15
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】