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[BOOKデータベースより]
経済不況、雇用の流動化、新自由主義の台頭、敗戦後五十年、インターネットの普及、趣味の多様化―「失われた十年」として記憶される一九九〇年代の一面的な理解にあらがい、浜崎あゆみ、アイドル、『セーラームーン』『スワロウテイル』、SF・サイコ小説、神戸連続児童殺傷事件などを読み込みながら、この時代がはらんでいた可能性をすくい上げる。
序章 失われざる十年の記憶―「九〇年代」をつなぎとめるために
[日販商品データベースより]第1章 郊外空間の反転した世界―『空中庭園』と住空間の経験
第2章 夢の跡地に見た夢は―『スワロウテイル』の近未来都市
第3章 侵食する怪物―サイコ・ホラー的想像力と『CURE(キュア)』
第4章 アレゴリカルな暴力の浮上―「酒鬼薔薇聖斗」と物語の条件
第5章 偽史への意志―歴史修正主義と『五分後の世界』
第6章 銀水晶に解放された関係性―美少女戦士セーラームーンに欲望するファン
第7章 彼女たちの憂鬱―女性アイドル“冬の時代”再考
第8章 「居場所」をめぐって―浜崎あゆみに節合する時代の言葉
経済不況、雇用の流動化、敗戦後50年――「失われた十年」と言われる1990年代の一面的な理解にあらがい、浜崎あゆみやアイドル、アニメ、映画、小説、そして神戸連続児童殺傷事件などを対象に、90年代の「失われざる記憶」を掘り起こし光を当てる論考集。