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第1章 研究史・研究理論及び研究方法
第2章 黄河流域先史集落概論
第3章 黄河中流地域の先史集落
第4章 青海高原の先史集落
第5章 北方高原の先史集落
第6章 東北地域先史集落―その1:黒竜江地域
第7章 東北地域先史集落―その2:吉林地域
第8章 黄河流域の初期都市
第9章 長江流域の初期都市
第10章 他の地域の「城壁」集落
第11章 中国初期都市の検討
第12章 終章:中国先史集落の総括
中国大陸における先史時代の定住集落の形成から初期都市の成立に至る現象について,考古地理学の角度から,膨大な資料や文献をもとに二十年にわたり丹念かつ精緻に分析,研究した成果を総括した労作.黄河流域や北方及び東北地域の先史集落について,分布,立地,人口,定住,規模,内部構造等について詳述するとともに,黄河及び長江流域の13 ヶ所の遺跡を地理学的意義を有する初期都市として認定するなど新知見を紹介.