[BOOKデータベースより]
本巻では、激動の昭和時代に活躍した、林芙美子、佐多稲子、平林たい子、野上弥生子、宮本百合子、田村俊子、宇野千代、岡本かの子、網野菊、杉田久女、金子みすゞ、森茉莉、幸田文、鈴木真砂女、中城ふみ子、武田百合子、芝木好子、瀬戸内寂聴、河野多恵子、津村節子、竹西寛子、曾野綾子、富岡多惠子ら女性作家たちの生涯をたどりながら、その作品世界にせまる。
第45章 佐多稲子と女友だち
第46章 平林たい子近代日本に抗う身体と精神
第47章 尾道と林芙美子の恋と巴里
第48章 三つの「愛」のかたち―宮本百合子・野上弥生子・湯浅芳子
第49章 父と娘―森鴎外と茉莉、幸田露伴と文、井上光晴と荒野
第50章 欲望の解放と女性上位の成立
第51章 私の道と芸術の道
明治の樋口一葉以来、今日まで近代日本文学の世界では、多くの女性作家が生まれ、活躍してきた。本書では、林芙美子、平林たい子、瀬戸内寂聴らの波瀾に満ちた恋多き生涯をたどりながら、その作品世界に迫る。