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「さいしょにひろったものをもって、たびにでよ。」とてもびんぼうなおとこは、かんのんさまのことばどおりわらしべをもって、たびにでました。貧しい男がつかんだわらしべが幸せをよぶ、楽しいお話。「しおふきうす」も収録。
[日販商品データベースより]「さいしょにひろったものをもって、たびにでよ。」とてもびんぼうなおとこは、かんのんさまのことばどおりわらしべをもって、たびにでました。貧しい男がつかんだわらしべが幸せをよぶ、楽しいお話
よみきかせ日本昔話の3・4歳むけ夏の巻は「わらしべちょうじゃ」
あるところに、働いても働いても貧しい若者がいました。なんとか少しはらくになりたいと、観音様にお参りすると、「このお堂を出て、さいしょにつかんだものを持って旅に出よ」とのお告げ。びっくりして外に転がり出た若者が、思わずつかんだのは、わらでした。
「なーんだ、こんなものをつかんでしまった・・・」。それでも気を取り直し、わらに、つかまえたあぶをくくりつけて、歩いてゆくと・・・。
「あの、あぶほしい!」。往来の牛車の中から子どもの声がします。お供のものがやってきて、ゆずってほしいと言います。快く渡すと、かわりにみかんをくれました。
このように1本のわらから、つぎつぎ交換していって、ついには長者になるというお話。石崎洋司さんの文と西村敏雄さんの絵がお話にぴったりのひょうひょうとした味をだしています。おおよそ4分ほどで読みきかせできる長さです。
短いおまけのお話「おはなしもうひとつ」には、「しおふきうす」を収録。どうして海の水が塩辛くなったのかという、はじまりのお話です。
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絵本が大好きなわが子。
そろそろ、日本の昔話を読んであげたいなと思っていたときに
絵本ナビさんで紹介されたのが、
この講談社の「よみきかせ日本昔話」シリーズでした。
年齢別になっているので、娘にぴったりの絵本を選んであげられそうです。
実は、娘はとっても恐がりで、やさしくて、さみしがり屋。
鬼の出てくる話は、読めません。
弱いものいじめをするお話も読めません。
お別れするお話も読めません。
だから、桃太郎、かぐやひめ、うらしまたろう、つるのおんがえしも、きっとだめです。
このシリーズは、そういう子がいることがわかっているかのように、
3.4歳からの絵本では、鬼も弱いものいじめもお別れもでてきません。
どれにしようか迷いましたが、
「わらしべちょうじゃ」は、自分が貧しいにもかかわらず、
困った人を助けるやさしい主人公が、幸せになるというお話。
ぜひ、娘に読んであげたいと思いました。
絵も、娘の大好きな「どうぶつサーカスはじまるよ」の作者の西村敏雄さんです。
届くとすぐに「よんで」というので、一緒に読むことにしました。
見ること、聞くことが、初めてで新鮮だったようです。
文章をよめば、
「わらしべって、なに?」
「かんのんさまって、なに?」
と、はじめから質問だらけ。
絵を見たら見たで、
くるまは牛車、来ている服も今とは違うので、
興味しんしん。
絵は西村さんが、当時のことをきちんと調べて絵にされたということなので、安心です。
娘が目を輝かせて絵本に見入ったり、質問したり、自分の考えをいったりする姿は、とっても可愛く、また成長を感じました。
あっという間に時間が過ぎて、気がついたら1時間ほどたっていました。
とても素敵な時間でした。
最後のページに、文を書かれた石崎洋司さんから「おうちの方へ」と題して、メッセージがありました。
とてもいい文章で、絵本への理解も深まりました。
ぜひ、また石崎さんの本を読みたいと思いました。
めいやおい、友人にもプレゼントしたいと思います。(きのるみさん 30代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】