- 主権国家体系の生成
-
「国際社会」認識の再検証
Minerva人文・社会科学叢書 177
- 価格
- 6,600円(本体6,000円+税)
- 発行年月
- 2012年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623063239
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[BOOKデータベースより]
近現代の国際社会の基本枠組でありつづけた主権国家体系は、いま、多様な主体の台頭や地球規模的な課題の深刻化により、根本から見直されつつある。本書は、同時代人の認識に注目し、300年に及ぶ主権国家体系の生成過程を共時的・通時的に描く。国際関係と国際関係思想の歴史叙述を単に組み替えるのではなく、社会秩序変動の分析枠組を念頭に置くことにより、新しい見方を提起する。
主権国家体系生成過程への接近―立体像を描くための語り口と切り口
第1部 近世ヨーロッパ国際体系の同時代像(中世後期ヨーロッパと先進地域イタリア―主権国家体系の素材はいかに用意されたのか;イタリア国際体系の展開―主権国家体系の雛形はどんなものであったのか;ヨーロッパ国際体系の始動―ヨーロッパの国家と国際関係はどのように再編されたのか;ウェストファリア国際体系の実像―一六四八年はどのような意義をもつ年なのか;近代主権国家体系の確立へ―主権国家平等と勢力均衡の二大原則はいかに組み込まれたのか)
第2部 変容する近世ヨーロッパ国際体系の諸側面(神聖ローマ皇帝の消長とその理論―国際主体としての皇帝の地位はどのように変遷したのか;ロシア帝国とオスマン帝国のヨーロッパ国際体系への参入―異質な政治体はどのように取り込まれていったのか;条約からみた近世ヨーロッパ国際体系の変容―ネットワークの全体と主要な主体はどのように推移したか;理念としての主権国家体系の形成と浸透―国際体系観はどのように変化していったのか)