- ミャンマー政治の実像
-
軍政23年の功罪と新政権のゆくえ
アジ研選書 no.29
- 価格
- 4,730円(本体4,300円+税)
- 発行年月
- 2012年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784258290291
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[BOOKデータベースより]
序章 ミャンマー軍政の23年―なにをめざし、なにを実現したか
[日販商品データベースより]第1章 2010年ミャンマー総選挙結果を読む
第2章 国軍―正統性なき統治の屋台骨
第3章 軍政下の民主化運動と今後の展望
第4章 ミャンマーの少数民族紛争
第5章 国境地域の少数民族勢力をめぐる中国・ミャンマー関係
第6章 ミャンマー軍政下の宗教―サンガ政策と新しい仏教の動き
第7章 ミャンマー軍政の教育政策
第8章 ミャンマー人移民の問題―越境する人的資源のゆくえ
最終章 ミャンマー新政権のゆくえ
1988 年、民主化運動とネーウィン体制の崩壊という衝撃のなかで登場したミャンマー軍政が、23 年という歳月をかけてめざしてきたものは、国軍をバックボーンとする国家体制の再構築であった。その実現に向け、軍政はあらゆる手段をつかって反政府勢力を封じ込めたり、懐柔したりしてきた。また、冷戦後の国際経済環境を巧みに利用しつつ、自らの権力基盤の強化を図ってきた。その過程でミャンマーは民主化の後れ、人権侵害の発生、少数民族問題の未解決、経済の低開発、宗教の政治利用、教育の劣化、難民や移民労働者の大量流出など、さまざまな問題に直面してきた。本書は軍政の権力基盤の強化の過程と、そこで引き起こされてきた政治的・社会的な負の側面の、両方を描いていく。