[BOOKデータベースより]
原発事故を受け約15万人が福島県内外に避難し、今も帰る見通しが立っていない。置かれた状況は多様であり、問題は深刻化している。長期的避難を前提とするセカンドタウン構想をも視野に入れながら、見えざる「難民」たちの実像を追い、故郷再生の回路を探る。
第1章 東日本大震災と原発避難―避難からセカンドタウン、そして地域再生へ
第2章 ある聞き書きから―原発から追われた町、富岡の記録
第3章 全村避難をめぐって―飯舘村の苦悩と選択
第4章 原発避難と家族―移動・再会・離散の背景と経験
第5章 大規模避難所の役割―ビッグパレットふくしまにおける支援体制の構築
第6章 首都圏への遠方集団避難とその後―さいたまスーパーアリーナにおける避難者/支援者
第7章 「ホットスポット」問題が生んだ地域再生運動―首都圏・柏から岡山まで
第8章 いわき市における避難と受け入れの交錯―「オール浜通り」を目指して
第9章 「難民」として原発避難を考える
概説 原発周辺自治体の避難の経緯
原発事故を受け約15万人が福島県内外に避難し、今も帰る見通しが立っていない。長期的避難を前提とするセカンドタウン構想をも視野に入れながら、見えざる難民たちの実像を追い、故郷再生の回路を探る。






















福島第一原発の事故以降、様々な書籍が出版されましたが、中でも『フクシマ論』(青土社)は現役東大院生の修士論文ながら、事故以前の福島における「原発」事情を詳しく調査したフィールドワークが高い評価を受け、専門書では異例の売上を上げました。本書はその著者・開沼博氏の『フクシマ論』以来の著書。共著者は『限界集落の真実』(ちくま新書)が好調の首都大学准教授山下祐介氏です。現場に密着した気鋭の若手研究者による試みに期待して、社会学者・小熊英二氏からも推薦帯文が入っています。